月別アーカイブ: 2014年2月

屋内カットシーン、映画の話

少々間が開いてしまいました。週1回は更新したいと思っているのですが。


前々から勉強しなきゃと思っていたのですが、最近は、屋内シーンの勉強をしておりました。
というわけで、ゲーム用アセットとして作成中の、教室シーンから抜粋。
classroom

classroom


一応、日本の学校教室のつもり…。

詳しく説明すると非常に長くなってしまうので端折りますが、
屋内のシーンのレンダリングは、そうそう簡単ではなく、
行き当たりばったりでやってると、ノイズだらけになってしまうのですね。

CGでの間接光の性質について、ある程度、体系的に勉強する必要がありますが、
これが非常に奥深く、きちんと仕上げるにには、多くの試行錯誤と、経験が必要になります。

というわけで、映画やCGアニメなどで屋内シーンが出てきたら、
達人たちの試行錯誤の結晶だと思って、じっくり見るようにしたい。


最近見た映画:
 ■最強のふたり(公式サイト
  前々から気になっていたのですが、ようやく見ることが出来ました。
  実話を基にした、新しい形の友情物語で、
  「笑いあり、涙あり」というのを、ここまで体現した映画は初めて見ました。
  笑いも涙も超一流で、本当に素晴らしかったです。
  音楽演出(クラシックとディスコミュージックの使い方)も大変効果的で、
  何回でも見たい映画です。
  日本公開されたフランス映画で「アメリ」を超えて1位になったとの事ですが、
  これなら納得いきますね。
  是非とも多くの方に見て頂きたいです。
  しかし、このドリス青年は、お笑いでも食べていけるんじゃないだろうか。

  iTunesのオンデマンドでレンタルしましたが、セル版が出たら、是非購入したいです。


最近、動画も勉強してまして、PVも幾つも見ているのですが
ビョークの”All is Full of Love”のPVはいつ見ても素晴らしいです。
こんな技術と発想があったら、人生楽しいだろうなと思います。

クリス・カニンガム監督は、デビッドフィンチャー(「セブン」の)に師事していたとの事。納得ですね。
更に驚きなのは、これが1999年の作品だという事ですね。新作だと言っても信じてしまいます。

それでは。
次回はもっと早く更新したいです。

イラスト的表現

関東は大雪ですね。電灯消してもうっすら明るいので綺麗です。
今日は電車が遅れており、タクシー使ってしまいました。出勤じゃなくて良かったです。
明日の日曜も外出なので、路面の凍結が心配です。
拍手ボタンからメッセージを下さる方、有難うございます。
拍手画像が無い状態なので、おいおい追加していきたいです。


近年、3DCGでのノン・フォトリアリスティック(非写実的:以下NP)表現はますます進歩していて
手描きと見紛うほどの物、言われなければ3Dど気づかないような映像が数多く出てきています。
見た目の面白さや、アニメ制作における生産性という意味でも優れていますが、
個人的は何より、2D的表現を3Dで行うという事が、好奇心を誘います。

私の使っているMODOにもNPR(ノン・フォトリアリスティック・レンダリング)キットが有るのですが、
今後のゲーム開発においても、NP表現を活用していこうと思い、最近練習中です。

今回も、昔作ったモノクマ君に被験者になって頂きました。
Edge Inkと、SketchToneを使っております。ハッチングパターンは、私の手描きです。

被験者M

被験者M

このペンギンズはEdge Ink Materialと、Tool Materialですが、
まだまだ練習が必要ですね。なんだか怖いです。

被験者P

正直、一発で望みの表現になるようなお手軽なものではなく、かなりの試行錯誤が必要です。
しかし使いこなせば、十分に面白い表現が出来そうです。どんどん使っていこう。
「手描きに匹敵するかどうか」よりも「印象として面白いかどうか」を追及していきたいです。


ほかには最近、動画にも興味があり、習作をこしらえているところです。
動画の演出は、PVが勉強になるので、色々見ているところです。
中でもきゃりーぱみゅぱみゅのPVは、素材をとことん生かす、監督の並みならぬセンスを感じます。
色々見ましたが、特に恐れ入ったのは「にんじゃりばんばん」ですね。
動画については話すと長くなるので、別の機会にしたいと思います。

では、今回はこの辺で。