日別アーカイブ: 2016年4月10日

短編RPG制作 – その5 システム – パラメータをシンプルにした

年度の境目の慌ただしさも少々落ち着いてきました。

MODOも10の大台ですか。
今のところ、特に必要な機能は無さそうですが、
私の場合は完全に趣味なので、楽しそうだという理由だけで買ってしまいそうです。
ドラクエ新作発表とあまり変わらん感覚です。いや、年一回だからKOFか。


承前。短編RPG制作の話。
さて、改造しやすくしたところで、いよいよ本番です。
まず、基本システムで、各ステータスがどのような意味を持つのか?を整理してみました。

コモン208:【基本システムVer2.10説明書】にも説明が書いてありますので、
具体的な計算式は省きます。どこで処理しているかだけ記載します。

<基本システム(v2.10)のパラメータ>

#パラメータ何に作用する?どこで処理してる?
1攻撃力ダメージ値コモン165:「X[戦]┗単体処理」の290行目
「技能を使用した場合の処理」
で処理。
2防御力ダメージ値同上。
3精神攻ダメージ値同上。
4精神防御ダメージ値同上。
5敏捷性戦闘時の行動順・コモン157:「X[戦]コマンド登録」で、
 発動者・対象コマンド・敏捷性を紐づけ。
・コモン194:「X┣◆行動順の計算」で、
 上記の「敏捷性」を元に、行動順を決定。
6命中率攻撃の成功率#1と同じ。具体的には
310行目の「【2.1】 成功率が技能依存か武器依存時かで分岐」
という個所。
成功率が0%以下ならミス。
7回避率攻撃の成功率同上。
8クリティカルクリティカルヒット率
(最終的にはダメージ値)
#1と同じ。具体的には、
「【2.5】 クリティカル判定」
という個所。

見て分かる通り、「敏捷性」を除いては

コモン165:「X[戦]┗単体処理」

で処理しています。
当然ながら、このコモンはかなり大きいので、
大改造する場合は、分割してからの方が良いかも知れません(私は分割しました)。

前回までで調べたように、値の受け渡しは至る所で行われて、
なおかつ色々な補正が掛かりますが、大筋は結構シンプルなのが分かりました。

役割がスッパリ分かれてます(※)ので、置き換えもあまり難しくないです。
(※例えば、敏捷性がダメージに影響することはない、という事)

で、いったん、こんな感じにしてみました。

<今回の短編RPG用の新パラメータ>

#パラメータ何に作用する?備考
1攻撃力ダメージ値変更なし。
2防御力ダメージ値変更なし。
3[NEW!] 精神力ダメージ値「精神攻撃」と「精神防御」を統合。
攻撃と防御の割合はT.B.D.
4[NEW!] 素早さ行動順、命中率、回避率、
クリティカル率
「敏捷性」を拡張。
5[NEW!] 運命中率、回避率、クリティカル率、
アイテムドロップ率
新規。
6命中率(隠し)攻撃の成功率変更なし。
ただし、プレイヤーには見せない。
7回避率(隠し)攻撃の成功率同上。

「命中率」と「回避率」については、さすがに独立して残さざるを得ないようです。
鳥系モンスターのように、極端に攻撃の当たりにくい敵など、
対象者ごとに固有値として持つ必要が有るため。
ただし、プレイヤーには見せず、「運」と「素早さ」によって決まる値とします。
おお…何だか、運がめちゃ重要だ(笑)

ちなみに個人的にRPGでは、「運」というパラメータが結構好きです。
ゲームによって効果が大きく違いますが、何となく有利になりそうな曖昧さが好きです。
女神転生でも運をよく上げてました。

という事で、具体的な計算式は未定ですが、「運」と「素早さ」を入力とし、
「命中率の増分」「回避率の増分」「クリティカル」を出力とするコモンを
ブラックボックスとして作っておきます。
追い追いチューニングします。

ここまで出来たので、記念写真をパシャリ。ぐっとシンプルになった感じ。

新パラメータ記念写真

新パラメータ記念写真

ためしに戦闘してみたら、意外と戦えました(笑)。
ではまた。続きます。