年の瀬の嵐も過ぎ去りました。いかがお過ごしでしょうか。
ベイマックス観てきました。
いや~面白かったです。感想は後半で述べるとして、
記念にベイマックスをちょろっと30分で作ってみよう!
……と思ったが甘かったです。
キャラ弁は楽勝との事ですが、モデリングは意外と手こずりました。
どこが困ったかというと、目です。
ポリゴンモデリング経験者はご存知と思いますが、
モデルに丸い穴を綺麗にあけるというのは、そうそう簡単じゃないんですよね。
まして鈴みたいに繋がってると結構つらいです。
ちょっと頭を絞ったところ、SDSでは、正N角形の穴は、正円に極めて近くなる性質があったはず。(もちろん三角形は除きます。)
そこで別メッシュで正12角形を作って、形を崩さないように顔に縫合し、
その後、その12角形を削除して穴をあけました。
もっとスマートなやり方が有りそうな気もしますが、この方法も、そんなに大変ではないです。
MODOだとperfectCircleというスクリプトも有りますね。
SDSの性質については、このチュートリアルビデオ(有料)がすごく参考になります。私は何度か繰り返しました。
【mdoo実践チュートリアル家具編】
http://modogroup.jp/modo/training_materials/jissen_chair
キャンペーン中で安い事ですし、ご興味のある方には、ぜひお勧めします。
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ベイマックス感想ですが、
少年心を呼び起こす、本当にいいアクション映画でした。
天才が主人公なので、感情移入できるか心配でしたが、そんな事はなかったですね。
具体的に書くとねたばれになるので伏せますが、
面白いな~と思ったのは、ヒロは天才だが、タダシはそうでもないという設定ですね。
(よくあるのは、逆に、亡くなる方が天才という設定かなと思います。)
マイクロボットのような完璧なものと違って
ベイマックスは試行錯誤の産物で、命令に忠実だが、不完全であり
タダシの人間味を色濃く受け継いでいます。
天才肌のヒロが、不完全なベイマックスや仲間との交流の中で
だんだんと変わっていく様子が見てとれるのが面白かった。
ヒロは才能では劣るはずの兄を、一貫して尊敬していたのも良かったです。
ちょっと不可解だったのは、タダシの死の理由についてと、
宿敵(カブキマン)のその後ですね。もうちょっとフォローが有ってもよかったかなと思います。
CGについてはマイクロボットがやっぱり印象的でした。
後で調べたら、数年がかりで、専用のレンダラーを作ったのだとか。
【Hyperion(ハイぺリオン)を参照】
http://www.fastcocreate.com/3037877/the-monster-supercomputing-achievement-that-lights-up-disneys-big-hero-6
(私は映画鑑賞時、帰ったらMODOのパーティクルアニメーションで
真似しよーと思ってました。無知とは恐ろしいものです。)
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ではまた。今年もあと4日ですが、あと1~2回更新出来たら良いですね。